遠藤利三郎商店@押上~スカイツリーのふもとの星灯り~

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◆出色の一皿に変えて

 店を出ると、数時間前にまだ暮れなずんでいた空は、

すっかり夜の帳が下りていた。

否が応でも目に飛び込む押上のバベルの塔の周りを除けば、

全天さながら星屑の大海‥

その微かな、しかし確かに灯る星屑の一つが

遠藤利三郎商店なのかもしれない、

そんな連想が不意に浮かんだ。


 いささか唐突だが、かつてフレンチは”しきたり”の美食だった。

(いい悪いと云う事ではなく、一部の店にとって、それは未だに真実であろう。)

もとい、フレンチはコースで食すものであり、ごく早い時間に閉まるものであり、

ドレスコードを強いるものであり、更に付け加えるなら出費がかさむものだった。

それで良かったのだ。

何故ならば、フレンチは時間もお金を自由になる、

ごく一部の美食家のためのものだったから。

 時は移ろい、フレンチは市民権を得始める。

その突破口が、ワインの普及とも浅からぬ関係の、

深夜使いが出来て、アラカルトで注文出来るビストロやワインバーの出現だろう。

最初はお世辞にも誉められるものでは無かったが、

見る間にそのレベルは向上し、

一方でフレンチのメニューなど皆目分からなかった食べ手側も

好みで覚えた料理を手習いにアラカルトで頼めるくらい成熟して来た。


 今や東京という世界一の美食の魔都について語る際に、

フレンチをはじめ、イタリアンも和食もその他の料理も器用に取り込んだ

ワインバーの存在に触れない訳にはいくまい。

その綺羅星も、青山や広尾、銀座といった洗練エリアに留まらず、

都内にあまねく点在する。

都市開発の側面も無論あるだろうが、下町押上にも、

安定感のある美味を提供するこの店が新星の産声を上げたのも

その証左と言える。


 さて、くだんのこのお店、率直に言わせてもらうなら、

東京のワインバーのトップレベルの範疇には入らないだろう。

言い換えるならば、この店だけを目指して

押上に向かうだけのオリジナリティーも突き抜ける美味も無い。

 但し、東京スカイツリーと云う最新のランドマークを絡めた物見遊山とセットなら、

この店の選択肢は悪くない。

とは言え、元からの人気店、

予約でフリー入場はしばらくシャットアウトのスカイツリーや

花火大会並みの人混み必至のソラマチ同様、

ココの席取りも心してかからねばならなくなるのも

秒読みなのかもしれない。


◆今回のお品書き

白レバーのムース  黒胡椒と蜂蜜で 〇

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カマンベールチーズのオーブン焼き ダークチェリーの赤ワインソース 〇

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バゲット 黒オリーブのタプナードとオリーブオイル

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インカのめざめのじゃがバター 〇

真蛸とブロッコリーのアンチョビバターソテー

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すみだモダン2011認定! 田中肉屋さんのお肉のパテ

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ホタルイカと小柱、菜の花のペベロンチーノ

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+スパークリングワイン1杯、赤ワインデキャンタ1杯、赤ワイン1本(を2人で)


(夜)8000円/人



◆ココの楽しみ方

<プロフ>

 渋い屋号を祖父の本名より取り、

三代続く味噌問屋がワインバーに。

オーソドックスなビストロ料理と

定価に+1050円のワインのリーズナブルな値付けがウリ。

2009年Open。

 

<注  文>

 メニューより、気になるものをアラカルトで。

”すみだモダン認定”のようなメニュー切り口が面白い。

料理はどれも水準以上の美味しさ♪


<雰囲気>

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 下町の押上らしからぬお洒落さは、

スカイツリーと云う新たなランドマーク建立を見据えての

胎動のようなものか。

 重厚な木の扉の向こうには、照明をグッと落とした、

正しいワインバーの佇まいと賑わいがある。

 サービスもそつの無いフレンドリーさ。



◆情報出典 


 『 ボンヌ・プティット・ターブル東京 2012 』



 ご馳走さまでした~

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関連ランキング:ワインバー | 押上駅とうきょうスカイツリー駅曳舟駅

ル・クープル@柏~ 名もない一日のささやかな喜びに ~

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◆出色の一皿に変えて

 ” 幸せは名もない一日に詰まっている ”

そんなCMのコピーを思い出した。

 田舎のプチ・レストランのような気安い好ましさに満ちて、

お皿のクラシックさは重さではなく、とがらないおいしさに繋がっている。

 近所に連れ立って出かけて、

家族と、恋人と、友達と

「 おいしいね ♪ 」と笑い合える‥

 ハレの日までいかない、でも日常のささやかな喜び、

そんなときに訪れたいフレンチ・レストラン (´∀`*)


◆今回のお品書き

プティコース2500円

マグロのカルパッチョ 海鮮とアボカドと共に 〇

鶏モモ肉と海老、ソーセージの煮込み  コスモポリタン風

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パン  牛肉とポテトのペーストと共に 〇

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デザート盛合せ

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コーヒー

+白ワイン1杯


(昼)3100円/人



◆ココの楽しみ方


<注  文>

 ランチは4種類、シンプルなランチセットの1500円から

内容・品数で刻んだ1900円、2500円、2800円まで。

今回は、オードブル+メイン+デザート盛合せ+パン&コーヒーの

構成のプティコース2500円を☆

ちなみに、メインのみ7種類からのチョイスで、後はお決まり。

グラスワインは600円より。

 税込・サービス料無しで、この価格は良心的♪


<雰囲気>

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 淡いローズピンクの内装に白いレースのカーテン、テーブルに一輪の花、

パリのプチホテルのダイニングのような空間は、気取らない可愛さ。

 サービスはそつなく、普通か。



◆情報出典 


 森のクロちゃんの口コミ@食べログ



 ご馳走さまでした~

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塩梅@柏 ~ ロースかつ その無重力で、まっさらまっすぐな塩梅の絶妙 ~

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◆出色の一皿  ロースかつ

 天ぷらを食べようと心に決めた父は、

期待に胸をふくらませて、いざ行きつけの天ぷら屋さんへ。

ところが愕然、店は休み。。。

気持ちを切り替えて、他の店に行こうとする家族に向かって、

父は言い放つ。

「だめだ、帰る、他のものをたべるくらいなら、何も食べない方がましだ。

 なぜならば、口がすでに天ぷらになってしまっているんだから」

江國香織のエッセイ『柔らかいレタス』に、こんな微笑ましい名言が出て来る。


 前置きが長くなったが、そんな具合だった。

ある朝起きると、神の啓示のような閃きが降りてきた。

「そうだ、とんかつ食べよう」

食べる前から口がすでにとんかつに(笑)


 さて、くだんのロースかつ。

日溜りを映し込んだような藁色の衣は、

さくふわと軽快この上なく、

桃色と肌色相半ばした豚の果実は、

天真爛漫で素直なジューシーさ!

重さもくどさもしつこさもない、

無重力で、まっさらまっすぐな塩梅の絶妙に驚嘆する一皿☆


◆今回のお品書き

ロースかつ定食

ロースかつ ソースとポン酢 ◎

もやし炒め

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キャベツ千切り 胡麻味噌ドレッシングで

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香のもの:キムチ、切り干し大根、カブ浅漬け

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ごはん

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味噌汁

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柚子のシャーベット

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(昼)1208円/人



◆ココの楽しみ方


<注  文>

 お昼の選択肢は色々あるが、先ずはキホンのロースかつを注文。

ランチのロースかつは100gと少し小ぶりになって、

価格もリーズナブルに。

お代わり自由のごはん、味噌汁に、

口直しのシャーベットも嬉しい。



<雰囲気>

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 柏駅から少し歩くと、地下に渋い居酒屋風の落ち着いた店が♪

接客も丁寧で気持ちいい。

食後におしぼりを替えてくれたり、

上がりのお茶は口をさっぱりさせる青じそ茶だったり、

さり気ない心配りに好感。

◆情報出典 

 行列のできるさんの口コミ@食べログ


 ご馳走さまでした~

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